声が届かない孤独の中で出会った二人が、静かに心を通わせていく物語。
本の案内
本の紹介
『52ヘルツのクジラたち』は、「誰にも届かない声」を抱えた人々の孤独と再生を描いた物語です。家族から搾取され、自分の人生を生きられずにきた女性・貴瑚と、虐待の中で存在を否定されてきた少年。傷つき、信じることをあきらめかけた二人が出会い、少しずつ心を通わせていきます。52ヘルツという比喩は、理解されない苦しさを象徴しながらも、「それでも誰かに届く可能性」を静かに示しています。重いテーマを扱いながらも、語り口はやさしく、読後には確かなぬくもりが残ります。孤独の中にいる人の存在を、そっと肯定してくれる一冊です。

モフさん
誰にも聞こえない声で鳴いている気がする日、あるモフね。でも、この物語は「その声を聞こうとする人が、きっとどこかにいる」って教えてくれるモフ。静かな海の中で、そっと手をつないでもらえるような読後感モフ☁️



