偶然の出会いが人生を少しだけ動かす、軽やかで不思議な連作短編集。
本の案内
本の紹介
『残り全部バケーション』は、裏稼業で生きる岡田と溝口のコンビを軸に、偶然の出会いから小さな奇跡が生まれていく連作短編集です。離婚寸前の家族とのドライブや、思いがけない人とのつながりなど、一話ごとにささやかな転機が描かれます。扱われる出来事は決して軽くありませんが、物語全体には伊坂幸太郎らしいユーモアとテンポの良さがあり、読後には不思議な明るさが残ります。人生は思い通りにならないけれど、予期せぬ縁が道を少しだけ変えてくれることもある。そんな希望を、肩の力を抜いた筆致で伝えてくれる一冊です。

モフさん
物騒な出来事が続くのに、会話は妙にゆるくて可笑しい。その軽さに油断していると、ばらばらだった出来事が静かにつながっていくモフ。人生は大逆転しなくても、今日を少しマシにする選択はできる――そんな余韻が残る一冊モフ☁️



